【症状がとても似ている】適応障害とうつ病の違いを徹底解説

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環境変化とそれに伴う病気

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心の弱さは主原因ではない

入学や卒業、それに就職など、長い人生の中では生活環境がガラリと変わる瞬間が幾つもあります。人は元々環境適応能力を持っていますから、多くの場合その都度人間関係を築き、新たな環境に適応させて生きていけるのです。ところが何らかの原因により、それが円滑に行われない時、人は適応障害に見舞われる場合が少なくありません。適応障害は環境の変化に合わせられないことからストレスが生じ、症状として体や心に変化が出て、それまでの生活が維持できなくなる病気です。心の病でもあるため、治療先は精神科や心療内科ですが、うつ病とはかなり違った特性を持っています。この病気は気持ちの弱さが呼び寄せるという訳でもなく、何事にもアグレッシブな人でも適応障害になる場合があるのです。例えば仕事などでは、ソリが合わない方とでも深く関わらねばならない時もありますが、それでも人はあらゆる方向から適応しようと試みます。ですが空回りや全て裏目に出るなど、費やした努力と得られた結果に隔たりがあればあるほど、大きなストレスを背負うことになるのです。そして本人の限界を超えてしまった時に発症するのが、適応障害となっています。その結果、イライラ感がすぐに頂点に達し、ちょっとしたことで口論を起こしたり、喧嘩っ早くなったりするなど、大人としての振る舞いができなくなるのです。さらに車の運転では自暴自棄とも見える乱暴運転をするなど、うつ病とは異なるベクトルの症状が出ますので、そこが違いです。そのほか、ストレスからアルコールの摂取量が増えたり、タバコの喫煙量が増加したりするといった行動障害もうつ病との違いになります。一方、集中力の低下や考えを整理する力を失うことも主な症状ですが、能力の低下という部類では、うつ病との違いは見られません。しかしながら、要因が掴みづらいうつ病と違い、原因となるストレスの発生源が明確に分かっていることが、適応障害とうつ病の違いです。そのため、適応障害の場合は発生源のストレスがなくなると症状は消え、半年もすれば治るともされています。ただし、適応障害とうつ病は完全に切り離されている訳ではなく、「適応障害が行き着く先はうつ病」という豆知識があるのも真実す。そこで、環境の変化に合わせられずにお困りの時は、早い内にメンタル関連のクリニックなどで相談しておきましょう。